仕事をバリバリこなしてきた方や
自分の時間を自由に使ってきた方はもちろん
仲良く同居をしていても
あたりまえに自分のことや家族の事を処理していた親が逆に手がかかる対象になってくると
非常に理不尽さを覚えます。

私は前者で、自分の人生をひっくり返されたような気さえしました。
そうなってくると
介護(介護同居)以前の自分と現在の自分を比較し始めます。
以前はよかったということですね。
気持も時間も囚われてしまうので、親と介護の事しか見えなくなってきがちです。
それは仕方のない事です。
環境が変わってしまうのですから。
親に限らず、家族がなんらかの事情で体が不自由になり
自分がお世話をしなければならなくなったら
誰しもが必ずそういう感情を抱く時期があります。

でも

状況は変化していくものなのだと経験しました。
永遠に同じ状況の中に居るわけではないってことですね。

世の中の仕組みも変化するし、何らかのサービスを利用していれば徐々にではあっても枝葉が広がるごとく
サポート体制も見えてきます。
違うなと思ったものはやめればいいこと。
だんだん自分も立ち回れるようになっていきます。

不自由な状況下にいると人間は「出来ない事」に目を向けがちになってくる。
私もそうです。
出来ることや、良かったことを気付きにくくなってしまう。
これは損です!
今更ながらつくづく思いますよ。
当然できないこともたくさんありますが、出来ることだってある。
そちらに目を向けていかないと、いや~な流れに巻き込まれてしまいますね。

今年は特に「出来る自分」に目を向けて行きたいと思っています。