
介護施設(デイサービスやショートステイ)の利用の仕方はいろいろとあって
大前提として週に何回以上、月に何日間までとかあるけれど
そこは人間関係なので、長く利用していると何かと融通してくれたりもする。
ウチの場合は私の仕事が比較的立て込む週末メインで利用させていただいていて
その間は心置きなく仕事もできるしストレスは少ないんだけど
毎回「今回はどんな様子で帰宅するか」が私にとってちょっとした問題になっている。
送迎車から車いすで降ろされた状態を見て「身体機能、脳の覚醒度合」はある程度把握できる
声をかけてもいびきをかき続け眠り続けることもあれば、瞳がやけにギラつきとりとめのないことを常に話し続けることも。
抱えればある程度歩行出来るか、全く足が動かないことも。
帰宅するたびに様子は違う。
そしてその様子は次回のショートステイまで続くのでやっかいだ。
便の様子もそう。
全く便意が見られないと思えば軟便続きだったり、三種類の消化剤をその都度バランスみながら調節しているけどなかなかうまくいかない。
昨夜はなんと二回も下痢騒ぎ。
今回は思考もバラバラなので「〇〇さ~ん!〇〇さ~ん!(知人)」と私を呼ぶ・・・
そして翌日も同様の覚醒状態に延々とつき合わされる。
そういうすべての安定しない状況にこちらが合わせないとならないのはナカナカきつい。
日々の小さなことが潰されていくのは。
自分が埋もれていく感じで、それだけの、細切れの毎日という感覚にとらわれてしまう。
まとまった時間がほしいな~と思う
小さな隙間時間ではなくて、自分を見つめられるまとまった時間が。
何処かへ行くのが好きで、空港や新幹線のホームや、あのざわついた感じから車内に入ると空調が効いていて静かで
その飛行機や新幹線に運ばれていく感じも大好きで
旅先の感覚のみならず、それをしみじみ感じたいから一人旅もとても好きなんだけど
もう何年もそんな時間が取れていない。
そんな時間がとりたいなあ、と思う。
生活圏内ではないところで何かを感じたい。
この「感じたい」という感覚は渇望といってもいいくらいだ。
それは自分を「感じる」ということなんだ。
行きたいところは近距離から遠距離までたくさんあるのにな
一泊でいいんだけどなあ
「感じ」られればきっとまた新しく頑張れるなあ
よし。来年の抱負だな。