アイフォン2016~ 641

今年もどうにか花見をさせた。母に。
やれやれ・・
まあこれは私の為なのだ。私の自己満足のため。
階段しかないウチのマンションからは到底無理なので
ショートステイからUDタクシーを予約し、帰りも「幹線道路のどこそこの信号付近」にお願いします
のかたちでUDタクシーを予約。
介護タクシーよりは気楽に使えますね。
なかなか便利な世の中になりました。

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ところで往診毎に言われるのは「もう本当に奇跡的でしかない!ここまで回復するとは!」
それに合わせてやはり毎回言われるのは「体にタンパク質が十分足りていたからだと思う」ということ。
当然一概には言えない事だけれど、基本「タンパク質」というのは本当に必須栄養素で
特に食事を経口摂取出来ない時は、それまで蓄えていたタンパク質に頼るしかないとのこと。

この冬のインフルエンザは最強で、お亡くなりになった方もたくさんいらっしゃるらしい。
その中でも高齢の母が、インフルによる絶食期間が長かったにもかかわらず
寝たきりにならなかったのは「蓄えていたタンパク質」のおかげだというのだが

たしかにそれもあるだろうけど、
その「経口摂取できない時期」をどう乗り切るかというのはその後に大きく影響するのだろうな、とも思う。
何を与えても口をあけず、それでも何か、と思っても嫌なものはダラダラと吐き出してしまう時期。
ウチの場合は水分なら少しずつ取れたので「メイバランス」という高カロリー総合栄養飲料をだましだまし。(入院時に知り、その後友人にアソートBOXをいただいた物)
これにはしっかりタンパク質も含まれている。
さいわい、いろんなテイストがあるので飽きないように。
まずはこれでカロリー摂取。
冷たいものを欲しがるので、このメイバランスを製氷器で凍らせ与えることでも体力の低下を防げたと思う。
第一の命綱メイバランス。(商品名出して申し訳ないですが・・・)

その後は、よりカロリーの高いもの。
そして脳や細胞の各働きにはやはり咀嚼が必要であろうと。

「おいしいお米の一口大のオニギリ」「ちゃんとした美味しいアイスクリーム」(共に友人から頂きました)
やはり「おいしい」というところが大切で、おいしければ食べてくれた。
そして「自分の手で食べてもらう」時間がかかっても。こぼれても。

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それと一口大の玉子サンド。
この
第二の命綱「手鞠にぎり、アイスクリーム、玉子サンド」で大切な回復期を乗り越えられたと思う。

分かってはいた。
分かっていたが、再度本当に心からつくづく感じるのは
「食べることは生きること。」
何より大切なのは「食べて出すこと。」
同じカロリー、同じ栄養でも
自ら食べて摂取するのと、胃ろう等チューブや点滴で体に直接入れるのとではきっと効果が違う。
食べて五感を刺激し、唾液をだし、食道を通り胃で消化し腸で吸収するということがエネルギーになり細胞を活性化させるのだ。
母と向き合っていると、理屈ではなく実感として様々なあたりまえを感じることが出来る。

我々に大切なのは
その「食べて出すという線上」で、どんな人生を生きるか。ということだけどね。