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シングルで介護をしていてとなると
よく「自分のことが出来ないでしょう」と言われる。
どうなんだろう。出来ていないんだろうか。

確かに母の在宅を意識せずに外出したり人と会ったりすることは不可能で
介護生活当初、それまで「自分の人生を生きてきた」私には相当のストレスだった。
一人暮らしをしていたということもあり
今更ながらの親との生活。

家を出た人間が親の事情でまた生活を共にするのはなかなか厳しいものがあった。
釈然としない貧乏くじ感。
そうなると、その思いに常にとらわれるように。
あの時期は、いやつい最近までは人にグチをこぼすこともあったし情けない思いをぶつけることもあった。
当然だと思う。

それが母が悪くなるにつれ、腹が据わってきたのか開き直ったのか
今この現状が事実だと淡々と日々を送るように。
それが良いとかそうなるべきだというのではなく「そうなった」
自己防衛かも。
自分を守ったのだと思う。

自分で自分を追い詰めるようなことをなるべく避けた。
ただでさえギリギリの状態だから、これを「辛い」と思ってしまっては逃げ場がない。

諦めとかではなく
これからの人生を思ったところで今はどうにも出来ないのだから、と。
今この現状をそのまま受け止めて、その中でちょっといいことを拾おうと。
想像的でないといわれればそうなのかもしれないけれど、そういう生き方もある。

そんな中で隙間に「自分の時間」を持つ。
タップリではないけれど「自分のことが全くできていない」ことはない。
タップリの人から見れば「出来ていない」のかもしれないけど。

今後はわからないけど
今は樹のようで居たいなと思う。
その場でふわりふわりと風をかわしていきたいなと。(逆風でもね)