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ウチは古いマンションなのでエレベーターがない。
そして三階なのでどうしてもショートステイ利用時は車いすで昇降していただかなくてはならないんだけど
帰宅時、付き添いの方が「良かれと思って」リハビリ感覚で母にゆっくりゆっくり階段を昇らせてくれる。
ありがたい。
心からありがたいと思う。
忍耐が無いとできることではない。
多分そのおかげで、大きな手術や入退院を繰り返した85歳にしては
サポート付きで歩行が出来ているのだ。

しかしとても苦しがることがあって。
諸々検査いただいて、心臓機能に支障が出たということではないのだけれど
難病「進行性核上性麻痺」による呼吸器不全かも、と。
「かも」というところがもどかしいけれど
いかんせん難病なので解明されていない部分が多く、断定はできない。
まあ、私としては心臓機能低下でないということが大切で(命に直結するので)

ただ冬という季節でもある。
寒い中、病気持ちの高齢者に階段リハビリはハードであろうと
この季節は階段のぼりは遠慮させていただくことにしたのだけれど

医者は「何度も申しますがリハビリをして筋力をつけても神経の病気なので効きませんよ。歩けなくはなりますからね。」
と。

さあどうです?
確かにそうなのでしょうが
私としては、難病ゆえ解明されていない部分もあるし、進行具合の個人差もある。
筋肉だって関節だって脳の指令で動くし無関係とは言えない。
身体を動かすことが出来るならそこそこリハビリは続ける意味がある。と思うのですが。

それと
病人とその家族には現実の他に「希望」というのも必要なのですよ。
病人が子供であろうと高齢者であろうと関係ないのでは??

心臓の数値も変わらない!難病の進行も遅い!よかった!リハビリの意味はきっとあるね!
とはならないのですかね。
家族はそういう些細なことでモチベーションを保とうとしているのですが?