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 「母、二色丼は好きです。たぶん・・」


このブログの更新は、年に一回ではなかったはずで
そのうえ今回にいたっては三年ぶりという・・・・

放ったらかしではあるもののクローズはしていないのです。

なので三年ぶりの更新

三年、というとコロナ禍もそろそろ三年経とうとしていて
何もかもコロナのせいにするのも違うのだけれど、やはり不自由さは大きく
それに伴って介護施設利用にも影響が。
どこの施設でも同じではありますが利用者に陽性が見られた場合施設利用はできなくなり
家庭での介護に絞られる。すると全く身動きが取れなくなり、そんな不便もありました。

現在母の状態はというと
「寝たきり」自分で上半身を起こすことなど勿論できず、首を動かしたりも出来なくなりました。
本来ならベッドを起こしそこで食事を摂らせるレベルだけど
食べるときは足を床に降ろさせたいので(ちゃんと食べる体勢にならないと消化器官がキチンと働かないのでは、と思うため)
特殊なサイドテーブル(ジョイントできる背もたれ付き)を利用しベッドに端座位で頑張っていますが
ガチガチに重い丸太のようになった身体を起こすのが一苦労
息を止めて一気に引っ張りあげます

こちらの背中がやられるので腹筋に力をいれて一気に。

柔らかい物はまだ咀嚼でき、飲み込みもどうにか出来るので
喉に詰まらないような食事をスプーンや箸を使って口に運んでの食事です
(肉の細切れなども喉に詰まりやすいのでひき肉を使ったものや、魚をほぐしたもの、野菜は細かく切ってポテトサラダなど)

表情もなくなり常に不愉快そうな表情なのでモグモグしているものが美味しいのかまずいのかも分からない人に介助で三食食べさせるのは正直へこみます。

人間動かなくなると筋肉がガチガチに固くなり、関節も曲がりにくくなってくるので
体重以上に重さを感じます。
そのためかここ半年で計二回、施設スタッフさんに車いすを倒され顔面殴打しその度に大騒ぎ
定期診療以外に病院に向かわなければいけないことも多くなりました。

しかしそれでもどうにか介護生活を維持できているのは施設利用できているからで、本当に感謝しています
体力も気持ちも疲弊してしまうので私一人で到底どうにかできるものではないから。

それでも今は施設利用時に何かあってもこちらは施設入口までしか行けないため(まだまだコロナにより面会は不可)やはり特養入所は躊躇してしまうのです
ここまで15年以上も頑張ってきたのにいざということがあった時を思うと。

15年前だったら入所させてたなあと、断然昔より大変な事が多い状況であるにも関わらず在宅にこだわる矛盾…コロナはここにガッツリ影響しております。
とはいえ、理屈抜きの人間心理を思うのです。